学ぶ終活

お墓、葬儀、供養のほんとうの意味

保存版! 楽しいお墓参り完全マニュアル~作法から工夫まで~

   

こんにちは。十村井満です。

さてみなさん、お墓参りをされてますか?
お墓参りはいいですよー。心がきれいに洗われます。
今日は、お墓参りの時期や作法や準備するものや、お墓参りが楽しくなるための手引きです!

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そもそもどうしてお墓参りなのか

お墓参りの素晴らしさは、このサイト内「ついに発表! 最強のパワースポットはあなたのお墓だ!」の中で詳しく書いているので、よかったらこちらを読んでみてください。

お墓には2つの役割があるのだと、十村井は考えます。

1)死者の供養
2)私たちの祈りの場

死者の記憶の「記念碑」でもあり、私たちの願いの「祈念碑」でもあるわけです。

ですから、自分の家のお墓がない方は、自分のじいちゃんばあちゃんのお墓を、それもない方は本家筋のお墓をお参りされてみてはいかがでしょうか。
ルーツを巡る旅は、きっとあなたに多幸感をもたらせます。

お墓参りの時期

お墓参りはいつするのがいいのでしょうか。

何も迷うことはありません。行きたくなった時に行くのが一番です。

直感的にそう思った時というのは
「ああ、ご先祖さんに会いたい」とあなたが思ったか、
「ああ、あの子に会いたい」とご先祖さんが思ったかの、いずれかです。

お参りの時期に決まりはありませんが、よく行かれるのは次のような時期です。

〇お盆 
夏のお墓参りは風物詩です。
くわしくはこちら!「お盆の迎え方 ご先祖様大集合の3日間

〇お彼岸
春の到来を喜び秋の風に感傷的になる。ご先祖様と季節の移ろいを感じることができますね。
くわしくはこちら!「お彼岸って何? この世とあの世がつながる日

〇年末年始 
新年のご挨拶はご先祖様にもしましょうね

〇故人の命日 
年に一度の命日にお参りに行くことで故人様も喜ばれます

〇故人の祥月命日 
毎月、亡くなった日にお参りされる方もいます

お墓参りの時間

お墓参りの時間にも決まりがあるわけではありません。
午前でも、午後でも、夕方でも、構いません。
ただ、墓地を管理されている方がある場合、迷惑にならないようにしましょう。

たとえば・・・

寺院境内だと、朝早すぎたり、夜間のお参りは控えるべきでしょう。
霊園だと、お参りの時間が制限されている場合があるので、それを守りましょう。

朝早いお墓参りは気持ちいいですし、
仕事帰りの夕方にお墓参りされる方もよく見かけます。

ご先祖様は、いつ来てくれたって、嬉しいに決まってますからね。

お墓参りに必要なもの

お墓参りに必要なのは次のようなものです。

1)絶対に必要なもの

〇掃除道具
まずは何よりお墓をきれいにしてあげましょう。雑巾スポンジなどで表面を磨きます。彫刻文字の内部は歯ブラシなんかを使うとよいでしょう。洗剤はあまりお勧めできません。石材の細孔(目に見えない小さな穴)から薬剤が侵入して劣化の原因になります。草むしり用の軍手カマほうきちりとりなどもあると便利かもですね。
これらは墓地のものを借りることもできますので、その際は遠慮なくお借りして、きれいにしてから元に戻しましょう。

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〇お花(1対)
きれいなお花でお墓を華やかにしてあげましょう。

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〇線香とローソク
ローソクの灯明で線香を点けるのがベターでクールです。

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2)あればいいもの

〇お供え物
故人が好きだったものをお供えしてあげましょう。ただ最近は供えたものをすぐに持ち帰るようにする墓地が増えています。カラスや浮浪者が墓地を荒らしてしまうからです。

〇桶とひしゃく
霊園に常備してある場合はいいのですが、ない場合は持参すると便利でしょう。

〇念珠
合掌するときにはできれば用いたい法具です。

〇経本
お経を念入りに読み上げたい方はぜひ!

〇蚊取り線香
念入りにお墓の掃除をされる方はあればいいです。墓地はなぜか蚊が多い。

五具足って何? どうして花とローソクと線香なのか?

お花1対、ローソク1対、線香の組み合わせを「五具足」と呼びます。
なぜこれらが絶対に必要なものなのでしょうか?
これらは寺院でも、仏壇でも、尊前で手向けられる大切な仏具とされています。

十村井的に言いますと・・・

ローソクの灯明でその場を明るく照らし、
お線香の薫香で場を清からにし、
お花を供えることで場を華やかにしてあげてから、手を合わせる

・・・という感じでしょうか。

はるか2500年前。
ブッダは入滅(息を引き取る)する際に弟子にこう語ったと言われています。

四つ辻に、修行完成者のストゥーパ(仏塔)をつくるべきである。誰であろうと、そこに花輪または香料または顔料を捧げて礼拝し、また心を清らかにして信ずる人々には、長いあいだ利益と幸せとが起るであろう。

中村元『ブッダ最後の旅 大バリニッバーナ経』より

また、仏教では花と香と顔料が重要視されているが、儒教では香と灯明が重要視されています。

魂に対して物を焼いて香気を上げるということから、線香を焚くこと、<上香>(香を上げる)の儀礼ができたと考える。
(中略)
灯明は、幽明の場所にいる鬼神(祖先)が現世に来るときのガイドである。

加地伸行『沈黙の宗教-儒教-』より

輪廻転生のインド仏教と、招魂再生の儒教をハイブリッドにしたのが日本の仏教です。
日本における礼拝の際に用意される五具足(花・灯明・線香)は、寺院でも、家の仏壇でも、野外のお墓でも用いられる意味のあるものなのですね。

楽しいお墓参りのすすめ

さて、お墓参りがイヤイヤではなくて、率先していきたくなるような工夫をおすすめします。
Let'S お墓参り!

1)お墓参りのあとはグルメや観光を楽しむべし!

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たとえば由緒ある霊峰や古刹がパワースポットとして脚光を集めている所で、行き過ぎた観光化に批判を浴びているケースも少なくありません。
でも、十村井としては、「それも悪くないんじゃないのかなー」という感想を抱きます。

人は楽しいものに惹かれますからね。
お墓参りも楽しんでしまうべきではないでしょうか。

「楽しむ」というのは語弊があるかもしれませんが、お墓参りに行きたくなる仕掛けっていうのはアリだと思うわけです。

たとえば、みんなでお墓参りに行ったあとは、美味しいグルメを食べに行く、というルールを作るとか。
お墓が遠方にある場合は、お墓参りした後に観光したり、温泉に泊まったり。

葬儀や法事のあとの食事の席を「直会(なおらい)」や「お斎(おとき)」と呼びますが、死者や親族との飲食の席は昔から重要視されていて、生ける者も死す者も、その場に居合わせた者が一体になるというのが本義と言えるでしょう。

ですから、お墓参りのあとの食事や旅行は、死者や先祖も一体となって旅程を楽しむという意味では、とても意味があることだと考えます。

ただ大事なのは、本末転倒にならないことですよね。
ポイントは、まずはじめにお墓参りに行く! ということです。
そして、ご先祖様を引き連れて、グルメや観光を一緒に楽しむのが醍醐味です。
この一緒にいる感覚、こそが一番大事ではないでしょうか。

2)かわいい子にはお墓参りをさせるべし!

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かわいい子には旅もいいのですが、お墓参りもさせましょう。
幼い時からの習慣は大人になっても染みついているものですし、お墓そのものが親子関係の象徴でもあります(最も身近な先祖関係は親子関係ですもんね)。
お墓参りは情操教育に最適です。
お墓を大事にする子は親を大事にするでしょう)し、幼い時から先祖のパワーをもらっていれば、もう人生ビンビンでしょう。

3)義務ではなく、行ける時に行くべし!

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お墓が近い方はいいのですが、遠方にある方にとってお墓参りって、なかなか大変ですよね。
十村井の場合も家からお墓まで500㎞離れています。
どんなにがんばっても年に1~2回が限度です。
昨今、お墓を手放す人たちの理由の多くは、

「遠くて墓守ができない」
「頻繁にお墓参りができなくて、お墓が荒れ放題になってしまう」

…というネガティブな要素をネガティブなまま受け入れてしまっているところにあるようです。
もちろんお墓は近いに超したことはありません。
でも、せっかく自分たちの親やご先祖様が作って大事にしてきたお墓です。義務のように感じずに、行ける時に行けばいいのではないでしょうか。
50年前と現代と、社会の状況が違うことくらい、ご先祖様も分かってくれています。
年に1回、2年に1回でも、会いに来てくれることが、ご先祖様の一番の喜びではないでしょうか。
その時に、お墓をきれいにしてあげれば、それで充分なのです。

4)お墓参り代行サービスを活用するべし!

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にわかに注目を集めているお墓参り代行サービス。
これって、供養を代行してもらうんではないのですね。

「他人にお墓参りを任せるなんて、バチアタリだ!」

・・・なんて思われる方もいるでしょうが、十村井はそうとも思いません。
たまに行くお墓参りでは荒れ放題のお掃除の負担が大変です。
すると、お墓参りそのものがイヤに、面倒になっちゃいますよね。
そうならないための、定期的なお掃除を業者にお願いするものなのだと思います。
そう考えると、とてもいいサービスではないでしょうか。
供養をないがしろにするサービスではなく、お墓参りの時の負担が軽減するためのサービスです。
むしろ、安易な墓じまいよりは、そのお墓を大切にしてるわけですから、はるかに有益な行為だと思います。

日本中でたくさんの業者がインターネットサイトを掲載しています。
みなさんのお墓の最寄りにも業者さんがあれば、相談してみるのもいいですね。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

時期やマナーは気にせずに、お墓に行って、掃除して、手を合わせる。
それだけで、まずはご先祖様は狂喜乱舞してくれますよ。

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