学ぶ終活

お墓、葬儀、供養のほんとうの意味

ついに発表! 最強のパワースポットはあなたのお墓だ!

   

こんにちは。十村井満です。

今日は終活の話からちょっと脱線。パワースポットについてです。
とはいっても、最後に話しは元に戻って来るのですが・・・。

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パワースポットブーム 「力」や「癒し」を求めて。

世はパワースポットブームです。
富士山、立山、熊野、高千穂、屋久島などなど、全国区のパワースポットから、自分たちが住んでいる地域のローカルな名所もあちこちにあることでしょう。

パワースポットに行く人たちの心理って

「みなぎる力がほしい」
「疲れた心を癒されたい」

というようなものだと思います。そして、

「あそこの神社がいいらしいよ」
「どこそこのお水がめっちゃ効くらしいよ」

と、その効能や評判を結構気にしてしまうわけですが、
ここで、ナンバーワンのパワースポットを、わたくし十村井が発表いたしましょう。

「感じ方、受け取り方は人それぞれだろ」
「1位とか、2位とか、そもそもランク付けできるものなのかよ」

といったようなご批判も覚悟で、あえて暴論で言わせていただきます。

ナンバーワンのパワースポットは・・・

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ジャガジャガジャガジャガジャガジャガジャガ・・・・・ジャン!

あなたのおうちのお墓です!!

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お墓は最強のパワースポット

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たしかに、富士山や、立山や、古来より根強い信仰を集めてきたパワースポットの威力は絶大です。
十村井自身も熊野の深い山々に身震いを起こし、四国の石鎚山では自然の驚異を思い知らされて死にかけたこともあります(マジです)。
そのような自然の圧倒的な威力を体感することで、日常生活の中で前向きに生きていく力を得たり、疲れた心身をリフレッシュするという効果が現れたりすることは、たしかでしょう。

でも、パワースポットはそのような霊峰や名刹だけではないと思うのです。
1番力強く、かつ1番身近なパワースポットは、私たちのおうちのお墓だと、思うのですね。

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お墓はいわば私たちのルーツです。両親や祖父母をはじめとする先祖が眠り、出会える場所です。
どんな神様や仏様よりも、あなたの悩みに熱心になってくれるでしょう。
だって、自分の子どもであり、子孫なんだもの。

お墓が最強のパワースポットである2つの理由

1)どんな神仏よりも、親の方が絶対親身!

先祖って書くとなんだかとても壮大に聞こえてしまうのですが、一番身近な先祖は、私たちの親です。
どんな神様や仏様よりも、私に一番熱心なのは私の親だと、私は確信します。

たとえば、日本の神様に天照大神(アマテラスオオミカミ)がいらっしゃいます。
私の親と、アマテラスの力を比べると、そりゃアマテラスの圧勝に決まっていますね。
なんてったって、太陽神。しかも日本という国を司る八百万の神々の中心の神様ですから。

アマテラスを主祭神として祀る神社の代表と言えば、あの伊勢神宮です。

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伊勢神宮の年間参拝者数は、2013年が1420万人、2014年が1086万人、2015年が838万人という驚異的な数字を叩きだしています。
どんなに強力な神様でも、1000万人の人間の願いや愚痴を聞くのはなかなか大変。多忙です。
ですから、「神宮大麻」と呼ばれるアマテラスのお札は日本中の神社で入手することができます。
でもこれだと、1000万人もの信仰を集めるがゆえに
アマテラスの神通力も、1人あたりが1000分の1になっちゃうかもしれませんね。
(そんな単純な話じゃないかな・・・)

ところが、親にとって子は誰よりも何よりも大切なものです。自分の命よりも。
力はアマテラスに及ばずとも、親の子への愛は、時には雨を降らせ、時には雲を吹き散らします。
そして、お墓は神社のような公共なものではなく、私たちにとって、極めて固有のものなのです。
あなたが来ないと意味がないし、誰か別の家のお墓に行っても意味がないんです。

自分の子供や子孫がお墓参りで自分に会いに来てくれて、喜ばない親はいません。
墓石をきれいに掃除して、手を合わせてみてください。
たとえわずかでも、なぜかすがすがしい気分になるものです。
死者の、先祖の喜びがパワーとなって、あなたにビンビン届いているのだと思います。

2)死者を神仏にしてしまう日本人の死生観

とはいえ、こう考える人もいるでしょう。

「アマテラスは神様。先祖は人間。人間が神様に勝てるわけないじゃん」

なるほどなるほど。分かりますよ、その疑問。
でも、人間とアマテラスは地続きでつながっている、というのが日本の死生観のダイナミズムです。
このサイトでもあらゆる場所で書いてますが、日本人は死者を仏に神にします。

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まず死者が出ますと、葬儀でこの「死霊」を鎮魂します。
四十九日を終えると死霊は「祖霊」となってその家の先祖の仲間入りをします。ホトケになるわけです。
そして33回忌を終えると、祖霊は村の山や森に帰っていき「神霊」(=村の氏神)として祀られます。カミになっちゃうのです。
日本中の村々に神社やお社がありますが、これらの総本山が伊勢神宮だということを考えると、そこで祀られるアマテラスは私たちの親や先祖の延長にあって、親や先祖を象徴してくれている、と考えることもできますね。

富士山も、立山も、石鎚山も、高千穂も、熊野も、みながみな、霊峰です。
でもこれらはあくまで全国区の霊峰であって、身近な霊峰や霊山、つまり私たちの古い先祖がいる山や森というのは大なり小なりいたるところにあり、神社が設けられています。

お墓も神社も伊勢神宮も、すべて地続きなのですね。
その中でも、あなたの家のお墓は、あなたの固有の祈りの場所なのです。
あなたが行かなきゃ意味がない。ほかの誰かがお参りしても効力なんて発揮しません。
あなただけのためのパワースポット、それが、お墓です。

お墓がない人はどうすればいいの?

とはいえ、お墓を持たない人も中にはいらっしゃいますよね。
そんな方は、親戚の、本家筋のお墓をお参りしたらいかがでしょうか?
結局お墓参りはルーツに出会う旅です。
いつの時代か、どこの誰かは分からないけれど、あなたがいたから私がいる。
お墓とはそのような出会いの場です。時空を超えて、先祖と子孫が出会える場所なのです。
お墓が遠くてなかなかいけないという方は、数年に1回、あるいは一生に1回でもいいでしょう。
そして、そのお墓参りを旅行の一環にしてしまえばいいのです。
ご先祖様との再会。やり方次第でいくらでも楽しくできるものです。

それでもお墓がない人はどうすればいいの?

それでも、自分には親戚もいない。本家も分からない。
そんな方々こそ、名所や名刹とされているパワースポットに行かれたらよいでしょう。
さきほども申したように、霊峰や神社は公共の祈りの場です。
強く大きい神仏は、どんな人だって受け入れてくれるでしょう。
でもそこに祀られている神仏も、かつては自分たちと同じ人間だった。
という死生観が、私たちを安心させてくれます。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

親嫌いな人、先祖嫌いな人もいるかもしれません。
でも、哀しいかな、私たちの身体は親や先祖からの連続の上に成り立ってます。
ご先祖様の喜びは、私たちの喜びでもあるのですね。
へんな宗教の勧誘ではありません。
十村井は、まじめにお墓参りをおススメします。

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